宮前ガバナンス7月号 連載寄稿 鷺沼駅前再開発受け、計画見直しへ 〜市議会論戦より〜 川崎市議会議員 石田やすひろ
川崎市議会定例会の一般質問に立ち、「宮前区内3駅を中心とした、街づくり方針について」関係局長に質しました。
現在、鷺沼駅では、東急電鉄株式会社、JAセレサ川崎、横浜銀行等で構成する「鷺沼駅前地区再開発準備組合」が設立され、新たな再開発事業の検討が進められています。宮前区の街づくりに関係した多岐に渡る計画等に、少なからず影響を与えるものであります。まちづくりの視点から、的確に見直さなくてはなりません。
都市計画道路の整備は「第二次川崎市道路整備プログラム」に基づき、計画的に整備が進んでいます。鷺沼駅周辺では、駅への交通の利便性を高める「梶ヶ谷菅生線」の位置付けがなく整備計画の見直しが必要であると指摘しました。
建設緑政局長の答弁では、第2期実施計画の最終年でもある平成33年度に見直しを実施する予定で、宮前区内での取組についても、見直しの中で検証するとの答弁でした。
平成21年3月に宮前平駅・鷺沼駅周辺地区の「川崎市バリアフリー基本構想」が策定されました。同駅周辺地区は、本市総合計画において、地域生活拠点としての都市拠点の位置づけがなされています。また、駅周辺を、重点整備地区としてバリアフリーを推進することとされています。当然、鷺沼駅前再開発を受けて、計画の見直しを図るべきです。まちづくり局長の答弁では、鷺沼駅再開発に進捗状況を踏まえて、適切な時期に検討していくとの答弁でした。
鷺沼駅については、平成30年秋頃運行開始として調整中の鷺沼駅と聖マリアンナ医科大学病院を結ぶバス路線が新たに運行予定です。基本構想にも位置付けられている「ノンステップバス」の積極的な導入を求めます。再開発については、計画的かつ迅速な推進を図るため、事前協議を行なうべきと指摘しました。
計画策定時と環境変化があった場合は、総合的なまちづくりの視点で、柔軟にプログラムを見直し、街の発展へとつなげるよう市に要望しました。
|
|
|
|
|
|
4月26日
4月19日