音楽プロデューサーとして多くのアーティストへの楽曲提供やアレンジを手掛ける 橋本 しん さん 宮前区在住 47歳
音楽の力で子どもたち育む
○…あの名作ドラマ「ロングバケーション」では、作中音楽のアレンジや番組内プレイヤーとして参加した。ＥＸＩＬＥや中島美嘉など数々のアーティストへの楽曲提供やアレンジを手掛け、多岐にわたり活躍する。一昨年には地元愛知県岡崎市で未来を担う子どものために「音楽フェス」を主宰した。「音楽の力で子どもたちに夢を与えたい」と力を込める。
〇…「夢は音楽で食べていくこと」。幼少期から心に決めていた。３歳でピアノをはじめ、小学生の頃には作曲の勉強も。バンドマンだった父の影響でドラムを始めた。「ＦＭラジオにかじりついていた。ドラマーになりたいと思っていたね」と懐かしむ。そんなドラムがきっかけで音楽の道が拓けた。中学生の頃、テレビ番組のオーディションで合格し「地元天才少年」として取り上げられた。「東京で勝負してみないか」とのレコード会社の声掛けに迷いなく飛び込んだ。東京国立音大に通いながらドラム演奏のサポートなど仕事を両立。順風満帆なイメージだが、25歳頃まではガソリンスタンドや皿洗いのバイトを掛け持ちする日々だったという。「無我夢中だった。音楽が楽しくてしょうがなかった」。生粋の“音楽人”だ。
〇…小学５年生の息子の子育てにも積極的だ。「毎日が戦争」と笑うが、「弁当も作るし学校の行事ももちろん参加する」と優しい父の顔をみせる。趣味のサーフィンには週３日通う。３年程前に宮前区に越してきたが「緑も多く綺麗な街。住みやすさはもちろん、高速が近いのも決め手だった」とニコリ。
〇…「子どもたちの未来を応援したい」と、宮前区でのイベント開催を模索している。「自分が暮らすこの地でできることをやりたい」。音楽の力で夢を育んでいく。
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