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宮前区版 公開:2018年8月17日 エリアトップへ

太鼓ミーティングが20年 宮前区の夏の風物詩、25日に

文化

公開:2018年8月17日

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宮前ねぷたが登場するステージ
宮前ねぷたが登場するステージ

 宮前区が誇る夏の一大イベント「響け!みやまえ太鼓ミーティング」が今年、20年目の節目を迎える。市内では類を見ないまちづくりの「好例イベント」を支えてきたのは、主催者や参加者らの熱い情熱だった。

 「太鼓ミーティングは単なる趣味の発表会ではない。人の交流、子どもを育てるなどまちづくりの目的があった。『ミーティング』と名付けたのもそういう想いが込められている。宮前区の風物詩にするという目標もあった」。こう話すのは、発起人で、1999年開催の第1回目から15回目まで実行委員長を務めた松井隆一さん(76)だ。

 区主導の文化事業を引き継ぐ形でスタートしたのが「太鼓ミーティング」だった。菅生神社の祭りにも関わっていた松井さんは日本各地の祭りに足を運び、特に秋田・鷹巣の太鼓イベントには8年通った。「宮前区でも太鼓を使ったまちづくりができないか」との想いを抱いていたという。

 「かがり火は欠かせない」。初回から演出にこだわった。10年開催の第12回目には「宮前ねぷた」を制作。青森県の「弘前(ひろさき)」と宮前区の旧村名にちなみ「みやさき」と読ませる。絵を担当するのは宮崎中学校の美術部の生徒だ。毎年、この日のために絵を描いている。当時の美術部教師の親戚が弘前ねぷたの絵師だったことも縁だった。

 くじ引きや持ち回りで物事を決めない。演奏の順番も主催者、演者で話し合いで決める。独断でなく合意形成。これも太鼓ミーティングの特徴だ。「こういった手法も市民活動の好例として認められているのでは。イベントはあくまで手段。太鼓を通じて交流や繋がりを生み出していくのが目的。地域の伝統文化を継承していく下地も作れれば」と松井さんは話す。

手ぬぐいプレゼントも

 第20回太鼓ミーティングは、宮前市民館で8月25日(土)に開催される。第1部は午後1時50分〜、第2部は6時〜。区内で活動する12の太鼓団体が演奏を披露。来場者には「オリジナル手ぬぐい」がプレゼント(先着1500人)される。

 第16回目から実行委員長を務めている新井良子(よしこ)(61)さん=人物風土記で紹介=は「ゲストの荒馬座、トキメキみやまえ作曲者で元鼓童の富田和明さんにも注目してほしい。フィナーレの荒馬踊りでは配布する鈴と手ぬぐいで会場が一つになって盛り上がりたい」と話している。

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