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苦痛の少ない検査を実践 シリーズ【10】 「大腸内視鏡検査、下剤が苦手…」 取材協力/こにしクリニック
大腸がんは年間5万人弱の人が亡くなり、部位別死亡原因の3位、女性は1位。早期発見が重要となる。そんな中、「内視鏡検査が大切なのは知っているが、下剤が辛くて…」「内視鏡は苦手」という人も多い。
「こにしクリニック」の小西一男院長は「早期発見のためにも苦手意識を変え、検査に足を運んでもらうことが大切。そのためにも苦痛の少ない内視鏡検査をすることが、専門医の役目」と話す。
同院では、検査自体はもちろん、前日の前処理においても苦痛の軽減を目指している。検査の前日に下剤を内服。当日、数回に分けて下剤を服用するが、苦手な人も多いため同院では、状況に応じた量の調整や検査食併用などでなるべく辛くない方法を選択している。
検査は鎮静剤を使用して緊張を和らげ、炭酸ガスで腸管を膨らませ肛門から内視鏡を挿入する。炭酸ガスの使用は検査後お腹の張りを軽減することに有効だ。検査は15〜20分程度。検査後回復室で30〜60分程度休み、検査結果の説明を受けて終了。同院ではポリープを100倍近くに拡大観察できる拡大内視鏡や画像強調機能を使用し、精度の高い検査を実践。ポリープ日帰り切除も可能。
小西院長は「40歳以上の方は大腸がんから命を守るためにも一度検査を受けてほしい」と話す。
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4月19日
4月12日