4月1日付で宮前区長に就任した 高橋 哲也さん 高津区在住 58歳
区政にまい進、「正直」に
○…桜満開、宮崎台ふる里さくら祭りの会場で前任の小田嶋満氏と握手、区政のかじ取りのバトンを受け取った。「たくさんの人の前で初仕事ができ、すごく幸せ。その反面、区長が注目されるということを実感。責任重大と痛感しています」と話す。「緑が豊かで笑顔があふれている」とは宮前区の感想。「区全体のバランスをとって、発展に向けて取り組んでいきたい」と抱負を語る。
○…都内で生まれ、小学3年生の時に川崎区に移り住んだ。現在住む高津区には居を構えて20年になる。高校卒業後、18歳で川崎市に入所。働きながら横浜国大の夜間に5年間通い卒業した苦労人でもある。一時は教員になることも考えたが、市役所に奉職した理由は「市のために働けたらいいな」と思ったから。漠然とした思いだったが、様々な仕事に携わるうちに「川崎愛」は次第に増していった。
○…前職は港湾局長。港関係の部署はほとんど全部回ったという。宮前区とはあまり縁がなく、港と聞くと「強面の人物」をイメージしてしまうが、とても気さくな人柄だ。港は貿易を通じて暮らしを支える場所。ダナン(ベトナム)や台湾、中国に赴き、川崎と結ぶ新たな航路を切り拓いた。信念というと大げさというが、大切にしているのは「正直に生きる」こと。「自分に嘘をつくと後悔するからね」
○…スポーツが好き。休日はテニスに興じ、2月の実業団対抗のテニス大会では団体戦のメンバーとして準優勝した。スキーは正指導員の資格を持ち、高校3年の時は市の卓球大会で優勝したことも。一方、読書も好きで歴史小説を愛読する。司馬遼太郎は読破した。「区役所となりに図書館があるのが嬉しいね」とにこり。妻と長男、長女の4人暮らし。
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4月19日
4月12日