新天皇即位に伴う10連休中の川崎市内の医療体制について、市医師会は病院、診療所等の開院状況をまとめ、ウェブサイトで公開。10日間でのべ1000カ所超、加盟機関の6割以上が開院する。改元により休日となった4月30日〜5月2日の開院数は他の祝日に比べ約5倍となっている。
川崎市医師会は連休中に一部の医療機関に救急患者が集中することなどによる混乱を避けるため、加盟する約800カ所の医療機関の診療状況を調査。救急対応または外来診療を行う機関を区別にリスト化した。
市内7区でのべ1118カ所(4月11日時点)が診療を行う予定で、今後も増える見込み。神奈川県のウェブサイトによると、横浜市が522カ所、相模原市が468カ所となっており、11日時点での川崎市内の開院数は県内で最も多い。「昭和の日」「憲法記念日」など通常の4日間の祝日に比べ、今年に限って休日となった4月30日、5月1日、2日に開院する診療所等が5倍ほど多い。
市内32カ所の病院が1日から4日程度開院する予定で、市立井田病院など一部機関では透析外来や放射線治療等、必要性の高い患者の再診は、祝日も実施するという。地域の診療所等は約470カ所が数日間の診療を行う。宮前区の内科医は「患者から連休中の不安の声を聞いている」と話し、祝日を含む2日間の開院を決めた。
4月28日から5月6日までの9日間は7区の休日急患診療所や小児急病センター、多摩夜間診療所も開所し、初期診療を受け付ける。
緊急性の高い重症者は「救命救急センター」が通常通り24時間対応する。軽症者が増えると対応に支障をきたす可能性があるため、同会は「連休に入る前に医療情報を確認し、各機関を適切に受診してほしい」としている。
連休中の医療情報は県のサイトや市が運営するサイト「かわさきのお医者さん」で検索できる。
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