CCかわさき交流コーナー 3ヵ月で900人が来場 節電の取り組みを募集、発信も
川崎市の地球温暖化防止活動の推進拠点として高津市民館11階に開設された「CCかわさき交流コーナー」がオープンして3ヵ月経過した。来場者数は延べ900人。東日本大震災の発生後は節電を呼びかけると共に、来場者や事業所から得た節電への取り組みの情報を提供する役割も果たしている。
交流コーナーは川崎市地球温暖化防止活動推進センター(竹井斎センター長)が管理・運営し、相談員、事務局員ら10人が交代で家庭の省エネなどに関する質問や相談を受け付ける。市民、事業者の環境への取り組みを紹介する展示コーナーや交流スペースも設置し、市民活動団体、行政などとも連携を図りながら、取り組みの参考となる情報の収集と発信、環境活動への支援も行っている。
3月1日から市内一斉にスタートしたミックスペーパーの分別回収について会場内に詳しく掲示していることから「市民の方の関心も高かったようで、窓口への問い合わせも含めて3月に入ってから来場者数が増えてきた」と担当者は話している。
節電の輪の広がりにも期待
東日本大震災発生後に計画停電が始まると、同センターのホームページや窓口で節電と省エネを呼びかけ、今月からは来場者や事業所にも「実践している節電法やアイデア」を募っている。個人からは「蛍光灯をLEDに交換して1日51W節電できた」「冷蔵庫の温度設定や各部屋の照度を下げた」といった声が、また区内北見方のNECインフロンティア(株)高津事業所からは「エレベータを2基停止し、事務所内の照明の約3分の2を消灯している」など12件の取り組みが寄せられている。
竹井センター長は「件数はまだ少ないですが、電力不足が懸念される夏場に向け、寄せられた取り組みをまとめて市民に定期的に発信することを予定しています。情報を共有することで意識を高めてもらい、節電の輪が今後広がっていけば」と話している。
節電への情報提供や問い合わせは川崎市地球温暖化防止活動推進センター(【電話】044・813・1313)へ。月曜日を除く午前9時30分から午後5時30分まで。なお、ホームページ(http://www.cckawasaki.jp/kwccca/)でも受付ている。
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3月29日