神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2011年5月13日 エリアトップへ

一周年を迎えた「b‐cafe麦」で若年性認知症者と地域住民が集う憩いの場を運営するNPO法人ぐるーぷ麦の代表理事 吉田 歌子さん 二子在住 64歳

公開:2011年5月13日

  • LINE
  • hatena

「いつも前向きに」が信条

 ○…大山街道沿いに「まちなかユニヴァーサルスペースb─cafe麦」を開設し、認知症の相談や予防教室など出会いの場を提供して1年が経過した。「当事者やそのご家族からの相談や問い合わせがこの1年でとても増えたんです」。全国的にも憩いの場を求める声は年々増え、常設拠点を持って活動する重要さを改めて感じたという。「認知症に限らず、独居高齢者は人と関わる機会が必要なんです。安心して足を運べる場所があることがどれだけ大切か」と何度も口にする。より充実させたいと今月から週2回の介護事業もスタートさせた。

 ○…昭和22年に東京都文京区で生まれる。子どもの頃は「泣き虫だったけど、いたずらして母に怒られた弟たちをよくかばっていた」と振り返る。33歳のとき母親を亡くした。「ずっと甘えん坊だったけど母が他界してからは、しっかりしなければ、強くならなくてはと自分を奮い立たせるようになった」という。

 ○…大阪で独居していた認知症の義母を迎え入れ亡くなるまでの3年半介護したことがきっかけとなり、平成17年3月に若年性認知症当事者とその家族を支援する市民団体ぐるーぷ麦を立ち上げた。同19年度から21年度まで高津区協働事業認定事業に選定され、一昨年3月にNPO法人化。臨床美術「脳トレアート塾・麦」や健康麻雀教室など、支援・交流活動を実施してきた。「たくさんの方々に支えられて、ここまで来ることができました。ただ、地域への周知がまだまだ。今後の課題ですね」

 ○…人の役に立つことは自分のため、と思ってここまでやってきたという。その信条は「いつも前向きに生きること」。多忙な日々が続いているが、スポーツジムで週2回、20年以上続けている水泳でリフレッシュしている。「おかげで病気知らず。肩こり、腰痛とも無縁です」と快活に笑う。長男は独立し、夫との二人暮らし。
 

高津区版の人物風土記最新6

遠藤 勝太郎さん

町会ぐるみで地域の活性化に尽力する

遠藤 勝太郎さん

子母口在住 78歳

4月19日

斎藤 優貴さん

数々の国際ギターコンクールで優勝し、世界を舞台に活躍するギタリスト

斎藤 優貴さん

川崎市出身 26歳

4月12日

本田 志帆さん

全日本学生フルコンタクト空手道選手権に優勝した

本田 志帆さん

川崎市在住 20歳

4月5日

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

東京都在住 32歳

3月29日

國富 多香子さん

「グリーフケアカフェあかりmâmâ」の共同代表で、初めて講演会を企画した

國富 多香子さん

中原区在住 49歳

3月22日

稲垣 敬雄さん

フリスビーでドッジボール形式のゲームを行う「ドッヂビー」の普及に尽力する

稲垣 敬雄さん

久本在住 60歳 

3月15日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook