高津区のチアチーム 「Arry's(アリーズ)☆」が全国優勝 初出場 会場盛り上げベストチアアップ賞も
チアリーディングの全国大会「USA Jr.All-Star Nationals in Japan 2011」が先月8日に幕張メッセで開かれ、初出場の「Arry’s☆(アリーズ)」がチアリーディング部門・中学生以下編成・レベル1で優勝した。
世界への推薦権を得られる大会として知られる同大会。アリーズは、2月10日に平塚体育館で行われ84チームが出場した神奈川地区大会で中学生以下編成・レベル1部門に出場した。ジャッジは、それぞれ100点で評価する審査員3人の平均点で行われ、80点に満たなければ全国大会には出場できない。評価ポイントはチームワークや声の大きさ、笑顔、演技のスピード感、さらに周囲を元気にさせる精神など。初出場だったアリーズの得点は82点で1位。今大会では全国からの出場793チーム中、80点以上を得たのは238チームだった。
チームの運営面をサポートする福島和美さんによると、大会への出場を決めたのは2ヵ月前。入会したばかりのメンバーも2人いた。
「全国(出場)は狙っていなかった」という地区大会では、演技後に順位が発表され1位が確定すると「あまりの驚きに「賞状を取りに行きそびれた」(加藤帆南キャプテン)ほどだった。
加藤さんの話では、「メンバー一人ひとりのチアへの思いがバラバラで、一度はやめてしまいたいと思った」が、「この辛さから逃げなければ、次に何かあっても絶対に乗り越えられる」という講師の言葉を信じ皆で練習に打ち込んだ。全国大会本番前、最後の練習が終わると感動から涙があふれた。「(その時点で)自分たちの演技に自信を持って全国に出るという目標を達成できた気がした」
そして本番では講師の寺田智美さん、石黒真人さんをして「本番が異常に強かった」と言わしめるほどの演技を見せた。
アリーズは全国大会会場、客席での応援で最も輝いたチームに与えられるベストチアアップ賞も受賞した。同賞に輝いたのは96チームの中で2チームのみ。
福島さんは言う。「メンバーは皆、練習以外でも他人への気遣いを忘れず、今まで以上に人との絆を大切にするようになった」。
次の目標は夏の大会、さらに来年の同大会。加藤さんは「誰かに感動を与えられるような演技ができた」と今大会を振り返り、「レベルを上げて、自信を持ってチャンピオンとしての演技をしたい」と先々を見据えていた。
|
|
|
|
|
|
4月26日