小川くにこ県議にインタビュー 編集・制作/政策科学総合研究所 連載116回 くにこの県庁見聞録 記念すべき日
(司会)県議会での代表質問はいかがでしたか?
(くにこ)6月22日は私にとって記念すべき日となりました。副団長が行った代表質問が翌朝の新聞各社に大きく取り上げられたんですよ。我が事のように嬉しかったですね。ほとんど毎日政務調査会のメンバーと議論を重ねて練り上げた質問内容でしたから。
(司会)それは、よかったですね。私も新聞で読みましたよ。自民党から黒岩知事に慎重な言動を求めたとか?太陽光発電の事でしたね。黒岩知事も最初は無料でソーラーパネルを200万戸設置するって言ってましたよね。公約だったんでしょう?それが、最近の話では自己負担が発生するとか?
(くにこ)そう、黒岩知事の大きな売りが、太陽光発電なんです。無料で200万戸設置なんて言うから、自己負担で設置しようと計画していた人が、無料の設置を待とうとしたり、ソーラーパネルの仕入れに走る業者が出たりと、影響が大きいんです。
(司会)無料で設置できるなら自己負担よりいいですものね。
(くにこ)それが、ただの場所貸しだけみたいなんですよね。屋根貸しをした人は自分の屋根の上のソーラーパネルで発電した電力は使用できないんです。システムの全体像が明確になるまで、知事には慎重な言動をしてもらわなければ、皆が混乱するばかりです。そこに釘を刺したんですよ。代表質問の中でね。
(司会)フーン。なるほど。
(くにこ)太陽光発電を始め、自然エネルギーを活用する事には大いに賛成ですし、推進するべき分野です。でもこれまで10年間で3万戸にしかソーラーパネルが設置できていないのですから、その現実を元に施策を積み上げるべきです。
(司会)よくわかりました。でも気になるのは、原発事故による放射能被害ですよね。これも全県で調査を県が行うと、報道されていましたね。
(くにこ)ハイ、神奈川県では足柄茶から暫定規制値以上のセシウムが検出されていますし、ホットスポットと呼ばれる放射能値が高い地点が県内にもあるのではないか?誰しも不安に感じていると思います。
(司会)その通りですよ。
(くにこ)私達が特別委員会も含めて、代表質問作りの過程で当局と議論を詰めた結果、県は統一計測器、統一基準により県内全市町村で放射能値の測定を7月から始めると決めたんですよ。私達の努力が県を動かし、県民の皆さんの不安を払拭するための施策を誘導できたんです。これこそ今回の代表質問の最大の成果と言えると思います。
(司会)そりゃよかった。本当にお疲れ様でした。くにこさん、これからも神奈川県民のために頑張ってくださいね。
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4月19日