高津区歯科医師会の会長に就任して3ヵ月、心境や抱負を語る 関矢 徹さん ヒトミ歯科院長 52歳
かかりつけ”グループ”に
○…昭和55年に発足した高津区歯科医師会は、各医院での診療のほか1歳6ヵ月・3歳児健診も行う。お年寄りを対象とした介護予防の授業では口腔ケアの大切さを伝えるとともに、長く健康であるために食べ物を”噛む・飲む”の練習もするなど、地域歯科医療の分野で広く活躍している。10年以上の副会長職を経ての会長就任から3ヵ月。「前会長がしっかりなさっていたため、活動の下地ができていてとてもありがたい。皆の協力も力強い」と組織の一体感を強調する。
○…東京都目黒区で育つ。子どもの頃から「活発だった」。バレーボール、テニス、スキー、野球と様々なスポーツを経験し、大学時代にはラグビー部にも所属した。親友の実家が歯科医院で「よく遊びに行った」ことから歯科医の道を意識するようになる。歯科医である友人の父親からもアドバイスを受け、「患者さんの気持ちを自分の事のように理解できる存在になりたい」と歯科医を志す決心をする。
○…22年前、知人の紹介で、前院長が北海道に転出することになった千年のヒトミ歯科を引き継いだ。初めての高津の地には「のどかな街で若い世代の家族が多い。子どもも多く明るいイメージ」との印象を抱いたという。父、夫人、2人の娘と暮らす目黒区の自宅から、震災後は約10Kmの道のりを40分かけて自転車で通う。「震災による交通マヒやガソリン不足について考えさせられた。運動不足対策もありますけどね」。休日は子どもと過ごすことが一番の楽しみ。「散歩にプールに…」と話す表情はすっかり父親のそれだ。
○…会の課題としてまず挙げたのは認知度向上。「有益な組織として、取り組む事業等もより充実させていきたい」。かかりつけ医の必要性が叫ばれる昨今、「地域の皆さんにとって身近な会であり続け、会としてかかりつけ”グループ”という認識を持っていただけるようにしたい」と、会のさらなる発展を見据えた。
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4月19日