トランポリン全国大会 川崎の選手 初の優勝 下作延の高橋和馬さん
今月10日にとどろきアリーナで開催された「川崎市長杯2011トランポリンジャパンクラブチャンピオンシップ」一般・大学男子の部で、下作延在住の高橋和馬さん(日本体育大学4年・21歳)が優勝し、最優秀選手にも選ばれた。同大会で川崎市在住選手の優勝は初。
川崎市、(社)日本トランポリン協会などが主催する同大会は今年で3回目。全国から集まった44クラブチーム、計345人が出場した。小学生から50歳代までのエントリー選手が、個人、団体、シンクロナイズド(ペア)、社会人(マスターズ)の各部門ごとにそれぞれ演技を競い合った。
プロプレーヤーも出場し、一番グレードの高い部門といわれる一般・大学男子の部は18人の選手で争われた。横213cm×縦426cmのトランポリンベッドの上で行う10種目の自由演技で、演技・難度・跳躍時間の合計点で順位が決まる。
「演技の完成度としては100%ではなかった」と高橋さんは大会を振り返るものの、トータル54・585点で金メダルに輝いた。さらに、全出場選手(男性は171人)の中から男女各1人が選ばれる最優秀選手にもなり、「うれしいです。ミスなく技を続けたことがこの結果につながったと思う」と感想を話した。
目標は「オリンピックでメダルを取ること」
高橋さんは北海道釧路市出身。5歳からトランポリンを始め、中学3年生のときに全日本ジュニア大会で優勝。徐々に頭角を現し、高校時代もインターハイ2年連続準優勝とレベルを上げていった。大学入学後はワールドカップのベルギー大会などにも出場、個人の部で銅メダルを獲得した経験もある。現在、大学に通いながら(財)川崎市体育協会の臨時職員も務めている。
トランポリンの魅力について「高さ8m近くまで飛び上がり空中でたくさん回転するなど、アクロバティックな技ができるところ」と話す高橋さん。得意技は難易度の高い「伸身後方2回宙返り3回ひねり」で毎日2時間の練習に加えウエイトトレーニングやイメージトレーニングも欠かさないという。「今後、世界でも活躍できる可能性が十分にある選手」と同大学や同体育協会も期待を寄せている。
目標は「2012年のロンドンオリンピックでメダルを取ること」。現在はオリンピックにつながる世界選手権出場に照準を合わせ、調整に余念がない。
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4月26日