老人ホームでボランティアカット 県理容組合川崎ブロックの理容師30人
会員たちはお年寄りに優しく声をかけながら、手際よく髪を切っていった
養護老人ホーム川崎市恵楽園（下作延／坂本政隆園長）で今月12日、神奈川県理容生活衛生同業組合青年女性部連絡協議会（河西良昭会長）によるボランティアカットが行われた。９月第二月曜日の「理容ボランティアの日」と「敬老の日」に合わせて開かれたもので、同組合青年女性部で実施するのは初の試み。
この日は、同組合の川崎ブロック（７支部）から会員の理容師30人が参加。同施設の利用者約60人の調髪と顔そりをした。ホールに集まったお年寄りは順番に席に座り、会員たちは「この位の長さでいいですか」などと声をかけながら、手際よく髪を切っていった。会話も盛り上がり、時折笑い声が上がる場面も。
カットを終えた利用者たちは満足そうで、70歳代の女性は「外出する機会も少ないので今日を楽しみにしていました。上手に切ってもらえたので良かった」と話していた。
河西会長は「皆さんに喜んで頂けたので、こちらもうれしい限りです。会話をしながら、癒しを求めている方が多いと感じました。会としても、今後このような機会を増やしていきたい」と語っていた。
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