橘産かぼちゃの饅頭が完成 梶ヶ谷の和菓子「善ざい」
久末の農家・森清行さんが育てたかぼちゃ「ロロン」を使い、梶ヶ谷の老舗和菓子店・善ざい(渡邉庄二代表)が新しい「かぼちゃ饅頭」を作った。
同店のかぼちゃ饅頭は、2005年と2009年のかわさき名産品に選定されている人気の商品。卵は川崎市産を使用しているが、渡邉さんは以前から「かぼちゃも地元産を」と考えていたという。一方、森さんは毎年3、4種のかぼちゃを育てているが、「おいしいと聞いて試しに」と今年初めて改良品種のかぼちゃ「ロロン」を栽培。7月の収穫後に、高津区と協働でたちばな農のあるまちづくり事業を推進しているNPO法人ぐらす・かわさき高津事務所に伝えたことがきっかけとなり、スタッフの野仲将生さんが両者の橋渡しをしたことで新しいかぼちゃ饅頭が誕生した。
ロロンはラグビーボールのような形状で、上品な甘さと滑らかな舌触りが特徴。実際に食べた渡邉さんが納得し、作ることを決めた。実を蒸した後、ペースト状にして卵と混ぜて餡を作る。包む皮にも使っているので黄色くなるという。「一個のロロンから約150個分の饅頭ができる」と渡邉さん。提供した森さんは「加工に向き不向きはありますが、別の野菜でも利用してもらい地産地消につながれば」と話している。 かぼちゃ饅頭は1個130円で12月頃まで店頭に並ぶ。問い合わせは和菓子善ざい(【電話】044・865・6616)へ。
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4月19日