要援護者対象に防災訓練 あす29日(土)高津養護学校で
災害時に地域の障がい者や高齢者等の要援護者を支援する防災シミュレーション訓練が明日29日(土)、県立高津養護学校で実施される。大規模地震を想定した避難所設営やボランティアセンターの設置が計画され、主催者は一般参加を呼びかけている。
訓練を主催するのは養護学校長や福祉施設長、福祉団体員らからなる地域ネットワーク推進会議(藤本武議長)。年1回行われ今年5回目だが、前年度には区の協働事業提案事業に認定され、今年度は継続事業に位置づけられている。
訓練に先駆け7月から9月には、地域に住む障がいのある人とその保護者・支援者等を対象に、▼災害に対する学習会▼夜間の避難所設営体験▼東日本大震災の被災地における障がい者施設の状況報告▼地図上で地域の避難所・緊急給水拠点等の確認――なども行っており、今回の訓練はその成果を活かす意味もある。
主催者の話では、東日本大震災の被災地では、精神障がい者が、保護者の遠慮から避難所に入らず、3日間、車で過ごしたケースもあるという。今回の訓練には、高津養護学校の専門性を活かし、災害発生時に学校周辺地域の障がい者や高齢者等に対する支援活動の可能性を探る目的もある。
当日は一般の見学もできるほか、ボランティアも受け付ける。訓練の説明に続き、テントの設営や水・担架の搬送訓練に携わる。
問合せ等は県立高津養護学校地域支援係(【電話】044・865・4921/今泉さん・鈴木英さん)へ。
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4月19日