高津消防署が感謝状 人命救助で3人表彰 生死分けた8分間
川崎市男女共同参画センターすくらむ21(高津区溝口)で開催された舞踊発表会で、出演中に心肺停止で倒れた男性を救命したとして、高津消防署は先月24日、協力して救助にあたった出演者や観客ら3人に感謝状を授与した。
先月16日午後4時3分ごろ、公演中に男性が舞台上で卒倒。客席で公演を鑑賞していた元看護師の関山巳花さん(多摩区在住、46)が異常に気付き、即座に心臓マッサージを行った。同じ舞台に出演していた加藤永恵さん(宮前区在住、28)と出演を終え観客席にいた吉田映子さん(宮前区在住、62)が、AED(自動体外式除細動器)を使用。異常発生から約8分後、男性は一命を取りとめ、駆け付けた救急隊に付近の病院に搬送された。
高津消防署の鈴木富夫署長は「一人でも多くの人が救命講習を受けることで助けることができる命がある。できるだけ多くの市民に救命活動にあたる勇気を持ってほしい」と呼び掛けている。
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4月26日