避難訓練 要擁護者の防災意識向上を 養護学校で80人が参加
地域住民の防災意識の向上を目指し、障がいのある人々や高齢者など要援護者のための防災訓練(主催・地域ネットワーク推進会議)が先月29日、県立高津養護学校(藤本武校長)で実施された。毎年行われ、今年で5回目。同校の児童・生徒と保護者をはじめ、教職員、地域のボランティアら約80人が参加した。
前年度に区の協働事業提案事業に認定されたこの訓練は、今年度、継続事業として行われた。
児童らは、教職員から災害時に想定される被害や迅速な避難方法などの説明を受けた後、両親らと協力してウレタンマットやパーテーションで避難所の設営などを体験した。屋外では、ブルーシート1枚での簡易テントの張り方を学んだ。
仮設トイレの設営訓練なども経験したほか、無数のペットボトルのキャップを散乱した窓ガラスに見立て、その上を裸足で歩く「はだしはきけん体験」や、今年初めての実施となった足湯体験など、ユニークな趣向を凝らした訓練も行った。
藤本校長は「3月の震災で地域との連携の必要性を痛感した。ほかの会場でも実施し、訓練を行う地域を拡大したい」と語った。
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4月19日