小川くにこ県議にインタビュー 連載129回 くにこの県庁見聞録 今年は良い年に! 編集・制作/政策科学総合研究所
(司会)昨年は大変多忙な年でしたね。
(くにこ)政策研究に明け暮れた年でした。団の政調会長として、団を代表して質問づくりをしてきましたが、やりがいのある立場をいただいて幸せです。
(司会)昨年は東日本大震災によって多くの命が奪われ、今でも復興の具体策が示されていません。
(くにこ)そうですね。寒さに打ち震えながら避難所生活を余儀なくされている方々がまだ多く、復興策が遅れています。国全体の経済・雇用状況も上向かない中で、消費税や所得税、健康保険料や介護保険料まで値上げされようとしています。こんな洞察力のない政府はかつてなかったんじゃないでしょうか?景気低迷の時は、むしろ思い切った減税策が効果的なのでは?と思いますけどね。2月には来年度予算を審議する県議会が開会します。限られた税収の中で予算をどう工夫して組み立てるか?これが首長に問われる力量なんですが、地方も県債や市債を発行して予算立ての不足分を補おうとし、しかも国からの交付税の代わりに地方が発行できる臨時財政対策債を使っての補充もしているんです。こんな事を継続してはいけないんですよ。県債に頼らず、黒字の範囲内で政策の中身で勝負するような予算編成に是正すべきだと思いますよ。
(司会)くにこさんは、昨年の選挙でも、身近な事は身近で解決する仕組みづくりをと演説されてましたね。
(くにこ)地域に密着した実効性のある政策を実現する事を、初当選した時から目指してきましたからね。本年も大きな政策を具体的施策によって実現していくアプローチを進めていきたいと思います。
(司会)例えば、県防災計画の文教施策と直近の県教育委員会が制作していた学校防災マニュアルの内容が異なっていた事をくにこさんは指摘しましたね。この指摘によって県の防災計画全体に鋭いメスを入れて改訂させ、具体的防災施策の質の向上をねらった、と理解すればいいですか?
(くにこ)そう、そう、その通りですよ。小さな指摘のように見えて、実は大きな効果があるんです。こういう視点を持ってこれまで活動してきました。今年もビシビシ指摘していきます。
(司会)くにこさんの言動に期待し、注目します!
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3月29日