第85代高津警察署長に就任した 青木 正純さん 溝口在住 59歳
チーム力で犯罪根絶へ
○…「粘り強い公務、一致団結、誠心誠意の3つを心に抱きながら仕事に取り組んでいこう」。3月から高津警察署の新しい顔になり、署員を前に訓示、警察官として持ってきた信条を署員に力強く伝えた。「警察官は区民の方々と様々な形で接する。皆様が暮らす生活の中で、安心感を与えることが我々の使命」と決意の表情を見せる。
○…刑務官をしている父親の影響で治安を守る仕事を目指し、大学卒業と同時に警察官になった。これまで、主に生活安全課など防犯の分野に携わり、海老名署長を経た後に高津へ赴任。「とても人が多く、にぎやかな街。自転車の交通量にも驚いた」と街の印象を語る。自転車事故の増加や車上ねらい、振り込め詐欺の被害が多いことなどを高津区の課題に上げ「交通安全と防犯は区民の安全のための両輪。協力をいただいている外郭団体と共に根絶に努めたい」
○…横浜市港南区の出身。「体力は誰にも負けない自信があった」という中高時代はバレーボールの部活動に明け暮れ、警察官になってからは野球チームを作って汗を流した。「仲間とわいわい言いながら、一体感を持てるチーム競技が好き。人と接するのが好きな性格なんです」。現在はもっぱら観戦をするほうで、高校野球の応援に、球場まで足を運ぶ。「強い相手に挑んでいく若い選手の姿を見ると、励まされる。今も球児の頑張りを見ると初心に返ります」
○…「もうすぐ定年が近いけど、10年位はやるつもりで頑張るよ」といたずらっぽく笑うが、市内でも屈指の活動人数を誇る高津防犯パトロール隊の名を上げ、「高津区民の方々は地域活動に熱心で心強い」と区民が築いてきた一体感に信頼を寄せる。手口が巧妙化する犯罪に対し、「区民と我々が力を合わせれば必ず犯罪は無くせる」と熱っぽく語る。高津というチームで犯罪撲滅に向け、全力を注ぐ覚悟だ。
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4月19日