Buyかわさきフェスタ 出品者「手応えあり」の声も 20回目の開催、街に定着
川崎市と川崎商工会議所は6月2日、JR武蔵溝ノ口駅改札前の自由通路で「第20回Buyかわさきフェスティバル」を開催した。さまざまな物品の展示即売会を通じ、市内のユニークな名産品を広く周知するため、年2回開いている。
和菓子屋、金属加工業者のほか、今年で創業111年目の老舗のり専門店なども出店した。川崎産農産物の地産地消促進のため、市内の農家が栽培したきゅうり、トマト、生花なども販売。子どもから高齢者まで、溝口を行き交う多くの市民でにぎわった。
東日本大震災の被災地応援キャンペーンとして、福島産の物産販売ブースも登場。ももやゆずの漬物などが並び、注目を集めていた。
福島県の復興を進める「福島市観光コンベンション協会」の広沢進・事務局次長は「福島市には観光客が戻りつつある。街に来ていただければ、震災前と変わらない市内の様子が分かるはず」と話していた。
市経済労働局産業振興部によると、例年参加している出品者らの中からは、同イベントによる集客増などの経済効果について「『手応えがある』との声も上がっている」という。同局担当者は「(名産品の即売会を)こつこつと続けることで、商店や品物が浸透していくことが大事」と語った。
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4月26日