二子新地 東口駅前に交番新設 10月中の開所を予定
多摩沿線道路沿いの二子橋交番の廃止に伴い、二子新地駅前に新たな交番が建設されることになった。地域住民から駅近くへの設置要望を受けて実現、利便性向上に期待が寄せられる。現在建築工事が進められており、新交番の開所は10月中を予定している。
「二子新地駅前交番」は、東急田園都市線二子新地駅東口改札を出た目の前の高架下に新設される。
駅から約200m離れた多摩沿線道路沿い二子橋交差点付近には1972年に建築された二子橋交番があるが、建物の老朽化と沿線道路拡幅整備に伴い廃止が決定された。同交番は、東京都側からの玄関口として沿線道路の取締りを行うなど重要な役割を担ってきたが、建築から約40年でその役目を終える。
一方、多摩川河川敷に近い二子新地駅はバーベキューや多摩川花火大会などの観光を目的とした利用客も多い。駅前の交番設置の要望は近隣住民などから上がっていたことを受け県警では、現在工事が進められている東急田園都市線高架下の用地を取得、交番を設置することを決めた。
「治安維持に効果的」
新たな交番は鉄筋コンクリートの2階建て、60・38平方メートルの敷地に建てられる。近隣に住む住民は「通行量から考えても駅前の設置が望ましい。安心できる」と話し、駅前で商店を営む男性は「よく道を聞かれることが多かったので、迷う人が減ると思うと良かった」と好意的に受け止めている。また、沿線道路付近の住民は「道路整備により渋滞の減少などに期待している」と話した。
高津警察署(青木正純署長)では、10月中の開所を予定しており、地域住民を招いた開所式を行う計画もある。青木署長は「観光目的で駅を利用する人も多く、治安維持や道案内などを考えると駅前に交番が出来ることは効果的だと思う」と話している。
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4月19日