キラリデッキのイルミ 昨年の3.6倍、約25万個 LEDで消費電力を節約
クリスマスまであと1カ月。今年も溝口駅前でのイルミネーションが始まった。今回キラリデッキを彩る電球数は、昨年の約7万個を大幅に上回る約25万個。一層華やかさを増した装飾には復興への願いが込められ、節電効果の高いLEDを使用している。
溝口駅前キラリデッキイルミネーションの実施は今年で13回目。市内の冬の風物詩としてすっかり定着している。
同イルミネーションの実行委員会によると、今回キラリデッキを飾る電球数は、昨年の3・6倍にあたる約25万個。ポレポレ通りの樹木や街路灯の電飾などをすべて含めると計約28万個に上る。昨年の計約11万個の倍以上のイルミネーションが色とりどりの光を放ち、街を行き交う多くの人々の目を楽しませている。
イルミネーションには節電効果が高いLED電球を昨年から使用。電球数の拡大で華やかさを増すと同時に、昨年の東日本大震災からの復興を願って省エネを推進している。
消費電力は例年並
高津区役所によると、イルミネーションデザイン決定に向け、今回、都内、横浜市内などにある計4社がそれぞれアイデアを提出。審査の結果、消費電力を例年とほぼ同程度に抑え、電球数を倍増できる案を採用したという。
点灯期間は昨年の55日間から60日間に延長。点灯式が開催された16日から来年1月14日(月)まで、午後4時から同11時に幻想的な光を楽しめる。12月16日(日)から同24日(月)は深夜零時まで、12月31日(月)は翌日午前5時まで続ける。
16日の点灯式で、同実行委員会の大島明委員長は「今年は例年より豪華なイルミネーション。地元の皆さんの協力があって実現できた」と地域の絆の強さを強調。「多くの人に(装飾を見てもらい)これからも溝口の商店街に繰り出してほしい。このイルミネーションが街の経済発展に役立てば嬉しい」と言葉に力を込めた。
点灯式には川崎市消防音楽隊も参加。駅を利用する学生、帰宅途中の社会人、親子連れなど大勢の市民が足を止め、光と音楽が織りなす幻想的な演奏に耳を傾けていた。
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3月29日