連載【14】「町内会・自治会の震災対策」 久末町内会 独自に自警防災部を組織
久末町内会では、町内会の組織として自警消防部を設置している。30年以上前に発足した伝統ある部の人員は30〜40歳代を中心とした男性約30人。年末年始には夜警で町内会を練り歩くほか、盆踊りや運動会といった地域のイベントでは警備活動や交通整理も行う。同部は55歳の定年制で、「推薦で若い人にもお願いしている」(森さん)。同部での経験を活かして消防団に入る人も多い。
エリアが広範囲に及び、谷戸が多い同町内会。森さんは、防災対策として「日頃からの隣近所同士のつながり」を挙げた。それには「普段のゴミ出し」にこそ重要な意味があるという。ゴミ集積所には町会への加入の有無に関わらず人が集まる、つまり顔を合わせる機会が多い。集積所の清掃活動を通じて一体感も生まれる。「遠い親戚より隣近所。そんな近所付き合いが一番の備え。約300カ所ある集積所単位で、人と人との絆が深まれば」
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
4月12日
4月5日