連載【19】「町内会・自治会の震災対策」 溝口第五町会 初期消火体制の構築へ
「たとえ一軒の火災でも、その家にとっては大震災」(河西さん)との考えから、初期消火体制の構築に力を入れている。会長に就いた年から始めた独自の防災訓練でも消火器訓練を定着させ、町内4カ所には、消火栓につないで消火活動にあたる機具やホースを備えた。阪神淡路大震災で広がった火災による被害を最小限に、との想いは強い。今後、消防署の許可が出れば実際の消火栓を使用した訓練も行いたいという。
溝口神社境内で行われ、約100人が参加する独自の訓練では、日頃から大きいコンロに慣れておこうと炊き出しも実施。「ウチのお母さん方は大きいコンロを見ても驚かない」。近隣町会への支援を想定し、リヤカーに資材や食料を揃える内容もある。
「日頃からの、火の元の確認、落下物の防止対策、食糧備蓄が大切」と河西さん。今年5月の訓練には「より多くの人に参加してほしい」と話した。
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4月19日