市が注意報発令 インフルエンザ流行
川崎市は16日、インフルエンザ定点医療機関での患者の発生数が定点あたり10人を超えたことを受け、流行発生注意報を発令した。昨年より2週間ほど早い発令となり、市では注意を呼びかけている。
市が医療機関からの報告をもとに毎週行っている集計によると、2013年第2週(1月7日から13日)の患者報告数は、定点あたり10・37人。流行発生注意報を発令する基準値(定点あたり10人)を超えた。
第3週(1月14日から20日まで)には、定点あたり21・31人と大幅に増加し、例年よりやや高いレベルで推移しているという。
市では「例年、今が発生のピークといえるが、大幅に増えているので、予防を徹底して欲しい」と話し、予防策などを周知していく方針を明らかにした。
市内16カ所の病原体定点医療機関から検体の提供を受け行っているインフルエンザウイルスの検査では、16件のウイルスのうち15件がA香港型であるという結果がでた。
市健康福祉局健康安全室新型インフルエンザ・防疫対策担当では予防のポイントとして▽外出から帰ったら必ず手洗いうがいをすること▽人にせきやくしゃみをかけない「せきエチケット」(マスクを着用しせきやくしゃみを他人にむけない)を身につける▽ワクチン接種を受ける▽湿度を50%から60%程度に保ち、定期的に換気を行うことを呼びかけている。
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3月29日