大山街道フェスタ 地域の祭り、浸透し10年 17日(日)、5会場で開催
地域活性と住民交流を目的とした「第10回大山街道フェスタ」が2月17日(日)、大山街道周辺で開催される。冬の風物詩として区民に定着し、今年節目の10年を迎える。主催者は毎年趣向を凝らしており、今回も新たなイベントを企画している。
大山街道沿いの施設を会場に行われる同フェスタは、地域住民らが中心となって組織された大山街道活性化推進協議会(島崎光順委員長)が主催している。
同フェスタは2004年、歴史ある大山街道を舞台に、地域活性と住民同士の触れ合いを目的に始まった。毎年2月中旬に開かれ、今年は17日、午前10時半から午後2時半まで開かれる。会場は二子神社、飯島商店、高津図書館前・溝口緑地、大山街道ふるさと館、溝口神社の5会場。パフォーマンスショーや落語、フリーマーケット、模擬店出店などのイベントが行われ、最初から続けている高津ゆどうふの無料配布はすぐに無くなるほどの人気がある。スタンプラリーも行い、参加者が会場をつなぐ街道を歩くことで、その魅力に触れてもらうことも目的の一つになっている。
自らも書道席上揮毫を披露する島崎さんは「当初から協議会を中心に、住民が企画して成長した祭り。年々新しいことを考えて、徐々に規模も膨らみ、区民が楽しみにしている実感がある」と話す。
復興支援物産市など実施
今年は、16日(土)に大山街道ふるさと館で前夜祭「みちまちライブ&バー(午後5時から同8時)」を初開催する。
高津図書館前では17日、川崎西ライオンズクラブと、被災地支援で同クラブと交流を深める名取つばさライオンズクラブ(宮城県)のメンバーが会場に訪れ、同じく被災地支援を行う神輿同好会・友粋(平山政勝会長)のメンバーらとともに東北復興支援物産市を開く。また、NPO法人による「梅タネ飛ばし大会」を行うなど、新しいイベントが予定されている。
10年で2倍の人出に
開始当初、2会場で始まり、来場者約5千人だった同フェスタ。昨年は1万人をこえる来場者があった。島崎さんは「途中からは警備員を配置しなければならないほど人が溢れたり、大雪が降った時もありましたが、地域の力で作り上げてきた」と振り返る。
3年前からは、てくのかわさきで開かれる「てくのまつり」とすくらむ21が会場の「すくらむ21まつり」と同時開催しており、会場周辺はより賑わいを見せている。「昔あったように、料理を持ち寄って住民が交流するような祭りにしたい。もっと定着して『冬の区民祭』と呼ばれるようになってほしい」と島崎さんは話している。
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4月19日