連載㉑「町内会・自治会の震災対策」 上作延団地自治会 「自助あっての共助」
「自助ができるから共助もできる。災害が発生したらまずは『自分』が生き残り、一人でも多くの人に助ける側に回ってもらいたい」。15年にわたり、上作延団地自治会の会長として地域の安全に取り組んできた水上透さんが言葉に力を込める。
一昨年の東日本大震災発生を機に「自治会内にも、震災対策に関心を持つ人が増えた」。「3・11」以後、避難所会議を実施し、近隣の自治会代表者らと防災対策を協議。また今年1月までに南原小学校での避難訓練を2回実施し、地域の防災力向上に努めている。
昨年の訓練の参加者は約70人だったが、2回目の今年は約160人に増加。「倍以上に増えて嬉しかった」と関心の高さを実感する。
南原小学校の協力で、食料、水、毛布などの備蓄倉庫を同校に設置予定。今後の課題として「災害発生時に、寝たきりのお年寄りらをどう避難させるか」などに取り組むとしている。
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4月19日