連載㉓「町内会・自治会の震災対策」 溝口第三町会 人口密集地に必要な防災を
人口が密集し、1000世帯を超える同町会。昨年から始まった高津小学校避難所運営会議に会長自ら参加し、情報収集に努めている。毛木会長は「避難所になっている高津小学校の設備を知ることが出来たのは有意義。約30人の役員が中心になって、地域住民に情報提供を行いたい」と話す。しかし、大規模災害の場合、全ての被災者が避難所を使える保障はない。避難所の確保などの検討も急務になっている。
ここ数年、東急田園都市線の高架と大山街道の間に急激にマンションが増えている同町会。課題は新しい住人が急増している中、町内会の加入率が低下していること。「大きな災害が発生した場合、加入未加入分け隔てなく対策を講じなければならない」と日頃の消火訓練・避難訓練・机上訓練を通し、地域防災の意識向上を図る。「いざという時は隣近所が声を掛け合って支え合う必要がある」と共助の必要性を訴えた。
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4月26日