連載㉔「町内会・自治会の震災対策」 蟹ヶ谷清水町会 「近隣に避難所設置を」
区南部・蟹ヶ谷の高台にある同町会。一部の住宅からはスカイツリーや東京タワーを一望できるなど景観の良さを誇る立地で、年々世帯数が増加している。
坂の上にあるため、災害時の避難所である子母口小学校と東橘中学校に向かうには坂を下り、橋を渡る必要がある。佐藤康夫会長は「橋が古いので、地震で壊れたら避難所に行けないのでは」と指摘。現在、近隣の空き地などに避難場所を設けられないか検討している。
さらに震災対策として、3月に防災倉庫を設置する。来期には消火ホースなどを備え「消火栓を使う放水訓練を実施できるようにしたい」という。
このほか、課題は災害時における一人暮らしの高齢者の安否確認。町会内を全14班に分け、災害時は各班ごとに代表者が近隣の高齢者宅を訪れるなど、円滑な安否確認体制を敷いている。「(災害に備えた事前の)体制作りが住民の皆の安心につながる」
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
4月19日