まちづくり新情報 寄 稿 高津区の来年度予算について 川崎市議会議員 いのまた美恵
日本再生に向けた緊急経済対策として、国は2012年度・2013年度前倒しの補正を打ち出しました(15カ月予算とも言われています)。川崎市は2012年度に25億6000万円余の補正を組み、道路整備や橋りょう改良の再開発事業等に充てます。建設公共事業という従来型の景気対策ではなく、原発に頼らない将来型エネルギー産業育成も視野に入れるべきです。
高津区の2013年度投資的事業への予算は、子母口小・久本小・坂戸小学校わくわくプラザ設計・建設費に8550万円余、末長地区の104床大規模民間特別養護老人ホーム建設費補助に5億1500万円余、溝の口南口地下駐輪場1900台工事費等に5億4300万円余、久末篭場地区特別緑地保全用地取得に1億3000万円余、下作延公園を始め公園整備に3750万円余など合計81億円余が予算化されています。
高津区の課題解決に向けた取り組みとしては、高津区の音楽のまち推進事業に500万円、たちばな農のあるまちづくり推進事業に200万円、高津区子ども子育て支援事業に約100万円等です。2013年4月には、溝の口2丁目に120人、末長に60人、溝口3丁目に40人、新作6丁目に30人定員の認可保育所が開設されます。
奈良・平安時代の武蔵国橘郡の役所であり、隣接する影向寺と合わせて古代川崎の政治・行政・文化の中心として重要な役割を果たした橘樹郡衛約1161平方メートルを国から約1億6500万円で買い取り、550平方メートルを無償で借り、保全を図ってきたのですが、来年度は確認調査をし、2016年には国史跡指定を目指しています。
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4月26日