誰にでも発症の可能性があるといわれる認知症。その患者数は年々増加傾向にあり、患者や介護をする家族を支える地域の仕組みづくりが課題となっている。
そんな中「高津区認知症連携を進める会」という会が活動を行っている。同会は2009年3月に医師、介護支援専門員、作業療法士、地域包括支援センター職員など認知症にかかわる有志が集まり発足。月1回の定例会で情報交換などを行い、認知症に関するハンドブックや情報紙などを発行している。会員で帝京大学溝口病院の中根一教授は「医療と介護の顔合わせはあるが、その次がない。両者が連携できる仕組みをつくりたい」と話す。
会員の一人は「徘徊高齢者の情報をメールで配信する事業を地域の皆さんに知ってほしい」と訴える。同会はNPO法人防災・防犯ネットワーク(http://www.bouhan-network.com)と連携し、家族の要請でメール会員に情報を発信。「当事者にならないと関心が薄い。徘徊する高齢者を助けるために地域の目が重要。認知症のことをもっと知ってもらいたい」と話す。
問合せは【メール】takatsuku.ninchi.ren@gmail.com、または七樹居宅介護支援センター内【電話】044・829・1773。
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