1951年から16年にわたり、川崎市民に親しまれたトロリーバスの関連資料や当時の古写真約30点を展示する企画展が、5月9日から15日まで、高津区役所内で開かれた。
歴史的資料の収集、展示を通じ、区の発展の沿革を次世代に伝える高津区の「ふるさとアーカイブ事業」の一つ。川崎区域で運行され、現在は二子塚公園(区内二子)で保存されているトロリーバスの20分の1サイズの模型を展示し、多くの来場者の注目を集めた。
トロリーバスは運行開始以降、市民の足として親しまれたが、渋滞を引き起こすとして1967年4月に廃止。翌年、二子第5町会が「(歴史を伝える資料として)子どもたちのために残したい」と、全19両のうち1両を譲り受け、同公園に置いた。区によると、設置後のバスは、子ども会や婦人会の集会所として活用されたという。
来場した梶ヶ谷在住の60代女性は「トロリーバスが走っていたなんて知らなかった。自分の住む街の昔の姿を見てびっくりした」と話していた。
区役所はこの模型を、6月11日〜17日に高津市民館のウォールギャラリーでも展示する。問い合わせは、同区役所企画課(【電話】044・861・3131)まで。
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