久本にあるマンションの3自治会を除く、1丁目から3丁目にわたる広範囲の世帯が加入する同町会。消防署や消防団の協力を得ながら独自の防災訓練を毎年2月、久本神社で実施している。「4年ほど前から前会長の発案で始めた。今も町会の防災意識向上に役立っている」と話す三富会長。起振車や煙体験のほか消火器やAEDなどの使用方法を自主的に訓練している。
人口が増え、マンション建設が進む同町会。今後も建設は続き、三富会長は「新旧住民の交流が不可欠」と話す。また、町会の中央にはJR南武線が走っており、高津高校や久本小学校などの避難場所に、線路の反対側の住民が避難しづらいといった課題もある。「今後は、避難所の運営や備蓄の増加などを話し合わなければならない」と三富会長。「避難所の混乱を避けるためにも、まずは各家庭が1週間分の備蓄を忘れないでほしい」と自主対策を呼びかけている。
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