「お茶で燃料電池を作ってみよう」―。神奈川科学技術アカデミー(KAST)は7月27日、KSP内の講義室で、身近なものを利用して科学の不思議を学ぶ「理科実験室」を開催した。
この日は、児童30人が参加。市内の中学校教諭・石塚全先生を講師に、水に電気を流して水素と酸素に分離させる「電気分解」の仕組みを学んだ。
実験では、ペットボトルに入ったお茶に電気を流し、発生した水素と酸素を化学反応させて電気を取り出す燃料電池作りを体験。お茶から作った燃料電池が発光ダイオードを光らせ、オルゴールを鳴らすと、子どもたちから「すごい」「本当に光った」など歓声が上がっていた。
実験に臨んだ矢崎琴乃さん(小6)は「お父さんの薦めで参加した。理科の実験ができて楽しい」と笑顔で話した。石塚先生は「この体験を通じ、将来を担う子どもたちが科学への探究心を深めてくれれば嬉しい」と語っていた。
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