高津中学校(河野勝彦校長)で10月30日、1年生(145人)を対象に「防災」をテーマにした総合学習授業が行われた。NPO法人高津総合型スポーツクラブSELFが共催。同校初の試みで地域住民ら約30人が参加し、地元の中学生の「生きる力」を育んだ。
この授業の中心的なスタッフとして動いたSELFの戸沼智貴さんは「中学生と地域が一緒になって取り組むことで、大きな力になるはず。お互いが実際にふれあい、一緒に体験して、いざという時に頭ではなく、身体で反応できるようになってほしい」と話す。
授業では自助、共助、公助の意味を学び、ゲーム感覚で画像から危険を察知する「アイスパイ」、鞄の中にある手持ちの道具でできる「応急手当」を体験した。
地域から参加した上条和美さんは「初めての体験で手探り状態だったが、考えて行動する力を養うことができると思うので期待したい」と話す。1年1組の石澤綾菜さんは「普段は防災のことを考えることがないけど、地域の方々と考える良い機会になった」と授業を振り返った。
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