一般社団法人 川崎市商店街連合会会長に就任した 猪熊 俊夫さん 小川町在住 75歳
足で情報収集がモットー
○…9月12日に急逝した尾澤良二川崎市商店街連合会(=市商連)会長の後任に選出された。川崎中央商店街連合会会長やかわさきタウンマネージメント機関(TMO)会長をはじめ様々な組織の牽引役としての実績に加え、「温厚な性格」「とりまとめがうまい」「迅速かつ的確に情報をオープンにする公平な人」と、周囲の信任は厚い。会長へのバトンタッチは予期しなかった出来事。「尾澤さんが今年度手がけてきた計画を運営していくことにまずは力を注ぎたい」と、神妙な面持ちで語る。
○…重点事業の一つが市内11(川崎中央、川崎駅前、大師、田島、幸、日吉、中原、高津、宮前、多摩、麻生)の地区商店街連合会との意見交換会。自ら各地域の商店街連合会の集まりに顔を出し、様々な地域の要望に耳を傾ける。心がけるのは、本音での話し合い。会員の中からは市商連無用論まで飛び出すこともあったというが「会員の気持ちを一つにし、商店街活性につなげていくためには、必要なこと」と力を込める。
○…1938年(昭和13年)、小川町生まれ。幼少時はガキ大将だったという。川崎小学校から浅野中学校、高校に進学。明治大学を卒業後、洋菓子や喫茶店などを営む(株)イノクマに入社。87年(昭和62年)から代表取締役社長を務める。地域奉仕活動は36歳の時に川崎青年会議所(JC)に入会したのを皮切りに、宮前小学校PTA、川崎区PTA協議会、川崎南ロータリークラブ(RC)などで汗を流してきた。
○…「とにかく、じっとしているのが嫌いな性格」ときっぱり。手帳を開けばスケジュールがびっしりと書き込まれている。午前9時から10時頃に出勤し、午前中いっぱい仕事に専念。その後、様々な社会活動にいそしむのが日課だ。就寝時間は午前3時頃。唯一の息抜きは「ドライブ」。特に長距離運転が好きだという。夫人、二男一女の5人家族。
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3月29日