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新春特別インタビュー 「中核病院として地域社会に貢献」 総合高津中央病院 小林進病院長に聞く
1956年の開設以来、地域の中核病院として、その役割を果たしてきた総合高津中央病院。そこでタウンニュース高津区編集室では、新春特別企画として昨年春に同病院の病院長に就任した小林進病院長に、近年の病院の取り組み、今後の方針などを聞いた。
顔の見える医療連携
―明けましておめでとうございます。小林病院長は昨年春に山中病院長の後を引き継ぎ、総合高津中央病院の病院長に就任されました。総合高津中央病院についてお聞かせください。
「明けましておめでとうございます。当病院は1956年、溝口に高津外科医院として創設されました。
『医療を通じて地域社会に貢献』を基本理念に、高津区はもちろん、川崎北部地域の基幹病院として、近隣の医療機関と連携しております。現在の病床数は260床で、救急から在宅医療、リハビリテーション、総合健診に至るまで、患者さんの様々なニーズに対応しています。2012年には日本医療機能評価機構認定病院(ver.6)の認定を取得いたしました」
―現在、力を入れている事業は?
「当病院の人材や設備を活かし、地域の中核病院としての責任を果たすためには、地域の診療所との『医療連携』が大事だと考えております。地域の『かかりつけ医』の皆様と連携し、患者さんに必要な医療を迅速かつ確実に提供していかなければなりません。それが当病院の使命です。
そのために当病院では『地域医療連携課』を設置して、専門のスタッフが受診や入院についての相談をお受けし、できる限りご期待に添えるよう努力しております。
この医療連携をより一層進めるため、『顔の見える医療連携』を目指して各診療所とのコミュニケーションの強化を図っているところです。昨年11月には『地域医療連携懇談会』を開き、約50人の地域の先生方にご出席いただきました。親交が深まり、地域医療の発展にとっても有意義な時間となりました。
当病院が溝口の地で57年にわたり続けられているのも地域の先生方のご支援があってこそ。今後も地域の先生方との信頼関係を構築し、患者さんが安心して治療を受けられる質の高い医療環境を提供したいと思います」
最新鋭CTなどを導入
―昨年は新しい設備を導入したそうですね。
「はい。4月に最新鋭のCT装置、9月に血管造影装置(アンギオ)を導入いたしました。CTとアンギオの導入により、検査時間の短縮やX線被曝の低減で患者さんの検査への負担を軽減することができます。
そしてこの2つの装置の導入により、冠動脈疾患の画像診断が大幅に強化されました。冠動脈CT検査は非常に診断能力が高く、不必要なカテーテル検査を行う必要がなくなりました。冠動脈CTの画像を血管造影室内のモニターで参照できるので、より多くの画像情報に基づいた検査・治療が可能となっています」
患者支援センター設立へ
―今後の方針などをお聞かせください。
「PFM(Patient Flow Management)という概念の下、外来を受診した時から入院、退院後まで一貫した患者さんの支援を行う『患者支援・医療連携センター(仮称)」を新設し、患者さんの満足度を向上させたいと考えており、設立準備を進めております。今後も更なる病院機能の充実を図り、地域の皆様の役に立っていきたいと考えております」
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4月26日