小川くにこ県議に新春インタビュー 編集・制作/政策科学総合研究所 連載181回 「くにこ」の県庁見聞録 新年は準備の年!
(司会)26年は、消費税も上がりますし、大きな変化の年じゃないですか?
(くにこ)はい、全ての準備の年ですよね。地方自治体も大きな改革を求められる時です。
(司会)消費税UPがあって、それが社会保障や子育てに使用されるという事はわかります。やはりそれが県政にも影響大ですか?
(くにこ)そうなんです。27年度からの介護保険制度改正があり、市町村の負担割合が増加します。また、子ども・子育て支援新制度の施行がありますから、神奈川県は大きな負担増になると予測されます。26年度はその準備段階ですから結構作業が多いんですよ。
(司会)だから緊急財政対策が必要だったんですね。
(くにこ)はい。介護認定されている高齢者は、全県で32万人、介護保険利用者は26万人。県は制度の安定化基金として25年度は728億円を拠出しています。高齢者増加に備える介護保険制度改正ですし、消費税増税ですが、改正時に事業者や利用する方々に混乱や不都合が起きないよう、前もってしっかり点検していかなければと思っています。
(司会)そうですよね。改正の度に大混乱ですから。
(くにこ)同様の混乱が子育て現場でも起きているんですよ。27年度からの子ども・子育て新制度導入に当たり、関係現場では大変ですよ。
(司会)くにこさん、だから昨年末の質問で課題を指摘したんですね。
(くにこ)そうなんです。保育に関しては、新しく政令市の保育園への補助金を県が1/4持ちますし、施設型に移行する幼稚園の給付費の国持ち分をしばらくの間、県と市町村が持ちますから、かなりの負担増です。消費税地方分が増収になっても、神奈川県は相当持ちだしになるのではないかと心配してるんです。子どもたちの環境は改善したいですし、新制度も充実させたい、他の施策も充実させなければいけませんし、バランスが取れた県政運営をするには、バランスのいい予算だてが重要ですから。
(司会)くにこさんの勉強ぶりが伺えるお話ですね。私達の為に今年もよろしくお願いします。
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4月19日