リニア中央新幹線 寄 稿 条例に基づく公聴会の傍聴を 川崎市議会議員 いのまた美恵
リニア中央新幹線が川崎市域の地下を通り抜けることは、幾度もお知らせしてきました。現在神奈川県や川崎市の環境影響評価条例に基づく公聴会が開かれています。1月12日は宮前区市民館で県条例に基づく公聴会が開かれ、10人の公述人から、採算面で全く非現実的であり、国税投入が見込まれている事業だということや、南アルプスの自然破壊は日本最大の破壊となる、など様々な立場から問題指摘がされました。
13日も県の条例に基づく公聴会が相模原で開かれました。15人の公述人から、橋本駅周辺のシールド工法によるトンネル掘削によって地下水がせき止められ、全く説明のない座間市の85%を賄う地下水に影響が出るのではないかという調査結果を市民が示しました。またリニアの下部から出る誘導給電がICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)の領域で測定すれば、非常に厳しい結果となるといった指摘もされました。
次は川崎市の環境影響評価条例に基づく公聴会が18日麻生区役所で、19日宮前区役所でどちらも10時から開かれます。川崎を通るリニア新幹線は麻生区片平から等々力JXグラウンドまで16キロメートルを通過し、王禅寺ヨネッティー向かい側と清水台交差点付近と梶ヶ谷貨物ターミナル等5か所に直径13メートルの非常口や管理棟が作られる計画です。市域から出る発生残土や産業廃棄物は400万㎥(トラック95万台)、11年間にわたる工事となります。地下水への影響、交通問題等々明らかになっていない問題点が山のようにあります。JR東海の説明会より内容がわかるという感想もあります。是非傍聴に来てください。
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4月26日