高津青年会議親睦会の初代会長を務める 吉崎 寛さん 二子在住 61歳
気迫で前進あるのみ
○…高津のまちづくりに携わり45年間もの歴史を持つ高津青年会議が今年4月で休会した。これに伴い、同会OB会が組織を改編し、設立した「高津青年会議親睦会」の会長を務める。任期は2年間。「高津青年会議親睦会は、OBと現役が一つになった会。まずは組織づくり。とにかく2年間で組織だけはつくりあげたい」とする一方、「会が一つになった以上、若手からあがってきた意見は、やってみる。やる前から無理というのはダメ。とにかくやってみて、悪かったら手直し。最初からあきらめない」と熱く抱負を語る。
○…高津青年会議には20歳前から入会し、20年8カ月にわたり、まちづくりに勤しんだ。地元の先輩から誘われての入会。「いろんな意見がぶつかりあい、まちづくりに対する情熱があふれていた」と当時を振り返る。区民祭の開催が会の活動として注目されるが、道路や交通標識、カーブミラーの清掃など地道な、目立たない活動を重ねてきた。この積み重ねがあるからこそ今がある。活動の原動力は「地元が好き、地元を良くしたい」という想いだ。
○…地元生まれの地元育ち、大山街道に代々続く家の17代目。家は氷屋を営んでいた。小学生当時は木の冷蔵庫が一般的で、スーパーに新しい氷を入れ替える配達の手伝いをしていたという。現在は父が新たに興した屋根・瓦屋を継いだ。
○…趣味は夫人との登山で、富士山や大山などを登った。日が落ちて暗くなっても歩き続けるという。「戻ることが好きじゃない。来た道は戻りたくないんだよね。『いつか遭難するぞ』といわれているけど」と苦笑い。好きな言葉は「気迫」なのだとか。「気迫があれば、ぶれない。他人に何を言われても自分で決めたことは曲げたくない」。人から頑固と言われることもあるが、確固たる信念を持つリーダーの言葉に迷いはない。「やるからには戻りたくない。気迫をもって前に進むしかない」
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4月19日