「日本の仕組みは地方から変える」No.14企画・製作/小川あきのぶ事務所 日本史の必修化を 川崎市議会議員(みんなの党) 小川あきのぶ
文科省の新学習指導要領では、伝統や文化、歴史教育の充実が掲げられていますが、高校では日本史が必修となっていません。一方、神奈川県下の県立高校ではすでに日本史が必修化されています。本市の市立高校ではどうでしょうか。
Q.日本史を必修化することにどんな意義がありますか?
A.国際情勢を読み解くには、わが国の歴史への理解を深めることが有用です。とりわけ昨今の東アジア情勢や集団的自衛権の行使容認の是非を考える上では近現代の日本の歩みに対する理解が大前提となります。
Q.県下の県立高校では日本史が必修化されていますが、本市の市立高校では必修化されていません。
A.県立高校では、県独自の教育課程編成基準を設け、「日本史A」及び「日本史B」、また県独自の科目である「郷土史かながわ」及び「近現代と神奈川」の4科目のうちから1科目をすべての生徒に履修させることとしています。一方、市立高校では文科省の学習指導要領と同様、日本史は選択科目となっています。
Q.日本史の必修化というと、愛国心の強要だといった意見もありそうですが。
A.県の基準では、「次代を担う高校生」が「国際社会の中で主体的に生きていく上で必要な能力や資質等を育成することは極めて重要」としています。この文言の通り、あくまでも各人が自らの生き方を模索していくにあたり、正しい情報認識の術を身につける必要があるというもので、いたずらに愛国心を強要するものではありません。
Q.議会で日本史の必修化を市長に求めたそうですね。
A.市長の答弁では、本市の市立高校における日本史の必修化の実現に向けてこれから教育委員会と議論を重ねていくとの見解が述べられました。ぜひ実現に向けて動いてほしいですね。
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4月19日