寄稿 社会参加の始まりは、「あって当たり前」じゃないことに気付くこと いまはし大輝
初めまして。今橋大輝と申します。市会議員で無所属・市民派の猪股美恵さんと出会って以来、高津区で活動しています。
僕が政治的な活動をするようになったのは、日雇いの現場で感じた大きな疑問がきっかけでした。川崎市で暮らす20代のうち、31%が非正規雇用という状態。僕が働いていた現場も、働く人の8割が日雇いの若者で占められていました。賃金は圧倒的に低く、その日暮らしの生活から先をどのように生きればよいのか、想像することもできませんでした。
ところで、猪股さんと活動し出して以来、色々な場所に行きます。先日は、高津区の久本山の団地を一緒に歩きながら、駐車場の真ん中に取り残された「江戸見桜」や子どもたちが遊んでいる「ターザンの木」を見ました。そのとき、マンション等の開発事業からそれらの木を守るために、地域の人と一緒になって懸命に運動をした、という話を初めて聞きました。そして、普段何気なく見ているそれらの木々だけではなくて、歩道だったり、公園だったり、そういった、「あって当たり前」のものが、実は、地域の人々によって守られ、勝ち取られたものなのだ、ということを知りました。
社会というものは、勝手にあるものじゃなくて、人々の絶え間ない努力によって、「良くありたい」というしたたかな意志によって守られ、つくられている。そのことに気付くことで、自分はそれとは無関係ではなくて、果たしていくべき責任もあるんだ、と深く思い、行動すべきと決意しました。
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4月19日