区内商店街の街路灯に発光ダイオード(LED)照明を導入する動きがある。溝ノ口駅前商店街振興組合(ポレポレ通り)では昨年12月に街路灯のLED化が完了。そのほか3商店街でも準備が進められている。
従来の蛍光灯や水銀灯からLED照明に変えると、二酸化炭素排出量削減で環境保護につながり、電力節減効果も期待できる。
溝ノ口駅前商店街振興組合は、商店街の約1000メートルの通りにある街路灯47基とゲート灯4基の照明を昨年12月25日、LEDに切り替えた。
同振興組合事務局によると、これまで街路灯には水銀灯を使用しており、9120Wだった使用電力量が、LED化によって63%削減され、3366Wになったという。
また、寿命も1万2000時間から4万時間に延びており、事務局は「いつもは3年に一度、電球を交換して付け替え作業には200万円ほどの予算がかかっていた。LED化したことで、10分の1の経費節減効果が見込める」としている。
今回、同組合はLED化に国の商店街まちづくり事業と、市の商店街エコ化プロジェクト事業の補助金を活用。商店街の負担は総予算の6分の1に軽減された。
高津区商店街連合会(区商連)によると、ほかにも連合会に加盟する10商店街のうち、溝口大山街道振興会と二子大通り商和会、高津一番街商店会も補助金を活用してLED化を進める準備をしている。
区商連の持田知介会長は「ほかにもLED化に意欲がある商店街があれば、サポートしていきたい」と話している。
エコシティたかつ推進事業に取り組んでいる高津区の土方愼也区長は「LED化などを通じて、環境への配慮や、安心安全で快適な商店街づくりを一層進めていただければ大変ありがたい」と話す。
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