高津区役所は2月17日から「川崎認定保育園」の紹介動画をYouTubeで配信する事業をスタートさせた。保護者の多様なニーズに応えるため、園選びの判断材料として提供する高津区独自の事業だ。認定保育園を知ってもらうきっかけをつくり、待機児童解消にもつなげたいとしている。
川崎認定保育園とは、一定の基準を満たし川崎市が運営費の一部助成などをしている認可外の保育施設。一定の基準を満たせば、子どもの年齢に応じて、保育料の補助が受けられる。
高津区には現在、川崎認定保育園が18園あり、それぞれの園が「食育に力を入れている」「保護者も保育に関わる共同保育所」など様々な特色を持つ。
保育を必要とする保護者の世代には、スマートフォンやタブレット、ネットが普及していることから、各園の取り組みや方針などを動画配信することにした。
区の担当者は「保育園は大事なお子様を預けるところ。少しでも知ってもらう機会になれば。口頭や文章で説明するより、動画を見てもらった方が雰囲気などが伝わる。1年前に幸区で冊子を作成したことがあったが、動画配信では来所しなくても知ってもらえる利点がある」と話す。
今回、紹介動画が配信される園は18園中13園。1分30秒ほどの動画に、園内や保育の様子、園の方針などがテロップで流れる。
家庭でパソコンやスマートフォンから閲覧できるが、区役所の保育所相談窓口で放映し、窓口でもタブレット端末を使って案内する。リーフレットも作成した。
川崎認定保育園を認知してもらうことにより、待機児童ゼロの達成にもつなげたい考えだ。担当者は「認可保育園と認定保育園は車の両輪のようなもの。ニーズにマッチする方を選んでいただきたい」と話す。
同事業は2014年度予算の区の新たな課題に即応するための取り組み。この事業は、15年度予算にも盛り込まれており、残りの認定保育園などの動画配信を予定している。
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