アマチュアオーケストラと市民が特別合唱団を編成し、来年2月にミューザ川崎シンフォニーホールでマーラーの交響曲に挑戦する初の試みが行われる。現在、市民を募集しており、ミューザ川崎の節目で演奏されてきた交響曲第8番「千人の交響曲」に取り組む。 マーラーはオーストリアのウィーンで活躍した作曲家で、代表曲の交響曲第8番はその壮大な演奏スケールから「千人の交響曲」と名付けられた。この交響曲をアマチュアオーケストラと市民合唱団だけで演奏するのは世界でも珍しい。
アマチュアオーケストラはマーラー作品の公演を定期的に行ってきたマーラー祝祭オーケストラが演奏、指揮は同楽団音楽総監督の井上喜惟さんが務める。公募市民200人と児童合唱団員100人など総勢400人以上で特別合唱団は編成される。
今回のコンサートは民間主導で音楽イベントを開き、音楽のまちかわさきの裾野を広げるため企画され、川崎市観光協会や川崎商工会議所、川崎市文化財団等で構成されるマーラー交響曲第8番「千人の交響曲」実行委員会が結成された。同実行委員会の山田長満委員長は「マーラーの8番は交響曲の中でも難しく、大胆で楽しみな試み。ぜひ世界に誇るミューザ川崎シンフォニーホールに立ってほしい」と語った。
プレイベントとして同ホールでのコンサートのほかミニレクチャーコンサートなどを行い、2月28日(日)の本番を盛り上げる。
募集人数は200人(応募多数の場合は抽選)、対象は川崎市在住・在勤・在学または市内の団体で活動している人。参加費は1万5千円(チケット2枚分含む)、その他パート楽譜等実費で徴収。参加資格は練習回数の3分の2以上の出席が必須。申し込み方法など問い合わせはマーラー事務局【電話】070・2681・6480(平日9時〜18時)か川崎市市民・こども局市民文化室【電話】044・200・2306へ。
高津区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>