仕事で身に付けた経験や技術を生かす新たな社会貢献活動「プロボノ」。その体験企画が8月1日から約1カ月間、川崎市で実施される。主催する川崎市は「短期間での開催なので参加しやすくなっている。興味のある方はぜひ参加してほしい」と呼びかけている。
「プロボノ」は新しいボランティアの形で、2000年以降、米国や英国で普及し始めた。「公共善のために」を意味するラテン語の「Pro Bono Publico」が由来。
特徴は、一般的なボランティアと異なり、仕事で培った経験やスキルを生かしながら活動することができるので、やりがいや手応えを強く感じられるほか、他分野の人との交流で「視野が広がる」との声も上がっている。国内では2010年頃から注目を集め、都市部を中心に広がりを見せている。
今年3月には高津区で初めてプロボノについてのセミナーが行われ、約50人が参加した。市によると、これまで社会貢献したいと考えていた若い世代や経営者らの参加もあったという。
今回、市が実施する「プロボノサマーチャレンジKAWASAKI」は、プロボノの体験企画。期間は、約1カ月で8月1日のキックオフミーティングを皮切りに、専門知識を生かして社会貢献をしたいという個人(プロボノワーカー)と専門知識を必要としている団体をマッチングして課題の解決を図っていく。9月5日には幸区の「NAGAYAかわさき」で成果提案会も実施する。
主催する市総合企画局の担当者は「若者から社会人まで新たに社会貢献に参加したいという人の入口になると考えている。こうした事業で、市民で地域を支えていける仕組みが進んでいけば」と話した。
5月27日から市内6カ所で事前説明会を実施する。参加費は無料(一部会場では1ドリンク実費で)。日時・会場は市ホームページ(http://www.city.kawasaki.jp/)で確認できる。
参加申込みはHP内の専用フォーム又は、Eメール(info@servicegrant.or.jp)。プロボノに関する問い合わせ、体験企画の詳細は総合企画自治推進部(【電話】044・200・2168)。
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