朝食を摂る習慣を付け、規則正しい学生生活を送ってもらおうと、洗足音大は2011年から春秋の2回、学生に朝食の無料提供を続けている。同大によると、全国の大学で2番目の長期実施という。
朝食の無料提供は今年度で5年目になった。同大によると近年、全国で無料提供を継続している大学は少ないが、洗足音大は「健康な学生生活を支援したい」と取り組みを継続。実施年数は、今年で16年目の白鴎大(栃木県)に次いで全国2番目の長さという。
今年は5月18日から10日間実施。1日100食限定で計1000食を用意した。通常朝は営業していない食堂を朝8時15分から1時間開け、日替わりで「冷しゃぶ」「焼き魚と玉子焼き」などを提供。100食を超えた場合は、フルーツグラノーラとヨーグルトを提供した。ほぼ連日、学生100人以上が利用し、10日間で延べ1351人が朝食を受け取った。
利用した学生たちからは「一限が始まる前にご飯を食べられて力が出る」「朝、頑張って早起きする習慣がついた」などの声が上がっている。
洗足音大によると、学部生のうち、およそ38%にあたる638人が、寮を除いた自宅外からの通学者。その多くが一人暮らしで、朝食を摂る習慣のない学生も少なくないと予想されるという。
同大は「多くの学生が利用してくれていて、好評を得ていると思う。来年度以降も継続していきたい」としている。
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