久地4丁目、高台の住宅地から久地駅へ抜ける階段沿いに、美しい紫陽花28株が植えられている。昨年から始まったこの植樹活動を行うのは、久地西町自治会(林孝行会長)の住民だ。コミュニティガーデンと呼ばれ、地域に親しまれている。
数年前までは木や雑草などで鬱蒼とした階段だった。通園や通学路で子どもも通る道。防犯上の不安を覚えたという住民の須藤かおりさんが土地所有者の承諾を得て、子ども会に草刈りを呼びかけたことがきっかけだ。活動は次第に広まり、同自治会全体の取り組みとなった。「登校前に水やりをする子どもを見たり、『楽しみに階段を上るようになった』という声を聞いたりして、嬉しくなります」と須藤さん。
紫陽花は、出生や結婚、住宅の新築などの記念日に苗木がもらえる市の「思い出記念樹」を利用している。「自分の木」として個人的に水やりや草取りをする人の姿も見られるという。
林会長は「会館などがないうちの町会にとってここが地域交流の場。紫陽花をもっと増やして、紫陽花山にしたいですね」と話した。
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