神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2015年7月31日 エリアトップへ

川崎市 量的改革から質的改革へ 行財政改革の考え示す

政治

公開:2015年7月31日

  • LINE
  • hatena

 川崎市は7月16日、「行財政改革に関する計画の考え方と取組の方向性」を発表した。財政危機宣言を行った02年以来、行政のスリム化を図りながら財源確保を主眼とした量的改革を行ってきた。新たな考え方では、市民満足度を視点に質的改革に取り組み、「ヒト・モノ・カネ・情報」の経営資源の確保をめざす方針を示した。

 川崎市は近年、市税収入が増加傾向にある一方、生活保護世帯の数の増加や待機児童対策の推進などで扶助費が増加し、公債費は毎年700億円を超える規模で推移している。歳出予算に占める義務的経費の割合は2010年度以降、50%を超え、財政の硬直化が進んでいるという。

 これまでの行財政改革で職員削減を図ってきたが、増加する扶助費で相殺される状況が続く。市の見通しでは18年度までに収支不足が見込まれる。

 今回発表した行財政改革の考え方では、基本理念に▽市民サービスの「質的改革」の推進▽市役所内部の「質的改革」の推進▽効率的・効果的な行財政運営による「持続可能な最幸のまち」の実現――の3つを掲げた。

 計画期間は16年度と17年度の2カ年。来年2月に計画案を公表し、3月に計画を策定する方針。

 市はこの考えについて、市民からの意見を受け付けるパブリックコメントを8月31日まで実施している。8月23日に川崎市総合福祉センター(エポックなかはら)で内容の説明や意見交換を行う市民車座集会を開く。9月には市内3カ所で市民参加型のワークショップも開く。

 問い合わせは市総務局行財政改革室(【電話】044・200・2050)へ。

高津区版のトップニュース最新6

市制100年で1万発に

多摩川花火大会

市制100年で1万発に

今年の開催概要決まる

4月19日

「おいしさの技術」に迫る

県立川崎図書館

「おいしさの技術」に迫る

「食」テーマの企画展、話題に

4月19日

「川崎の町名」改訂版発行

日本地名研究所

「川崎の町名」改訂版発行

新たな「由来」などを反映

4月12日

「しあわせ職場賞」に喜び

久地「日本理化学工業」

「しあわせ職場賞」に喜び

障害者の働き甲斐、支援

4月12日

「都市緑化」を後押し

溝の口駅周辺エリア

「都市緑化」を後押し

地元造園家らがイベント

4月5日

上昇幅拡大、より鮮明に

高津区公示地価

上昇幅拡大、より鮮明に

都内との価格差背景に

4月5日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook