市の文化、芸術、スポーツ、福祉などの分野の発展に大きく貢献したとして、川崎市はこのほど「第44回市文化賞」などの受賞者7人を発表した。表彰式は11月5日、中原区にある市国際交流センターで実施する。
区内からは音楽、水泳で2人受賞
高津区内在住者からは2人が選ばれた。市文化賞にはピアニストの小原孝さん(55)。今年CDデビュー25周年を迎えたほか、2003年から10年以上にわたり市の市民文化大使を務めている。「25周年での受賞を嬉しく思う。今後も、音楽を通じた被災地の復興支援活動などに力を入れていきたい」と話した。
市アゼリア輝賞では、日体大3年の赤瀬紗也香さん(21)が受賞。昨年のアジア競技大会において女子200m背泳ぎで優勝するなど輝かしい成績を収めた。「受賞の連絡を聞いてびっくりした。次の五輪出場をかけた来年の選考会に向けしっかり練習に取り組みたい」と意気込みを語った。
各賞に多彩な顔ぶれ
市文化賞はそのほか、国内外で活躍し、市の市民文化大使も務めるバイオリニストの大谷康子さん、多摩川エコミュージアム運動、市の郷土史研究などに貢献した長島保さん(81)、陸軍登戸研究所の実態解明に尽力した渡辺賢二さん(72)が受賞。市アゼリア輝賞には、昨年のアジアパラ競技大会の知的障がい部門100m平泳ぎでアジア新記録を樹立した渡邉麗美さん(22)も選ばれた。市社会功労賞には、障害者支援活動での顕著な貢献が認められた新井靖子さん(76)が受賞した。
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